
○ 新学期に入りグランドの整地と仕上げ、校門からのエントランス工事及び植栽を中心とした校地内外の整備など、最終的な仕上げ工事を進めました。
今回の新校舎の建設工事では、建物建設でも長い歴史を感じさせるイメージ創りを基調にしておりました。
また、建物周囲を取り巻く外溝工事でも周辺の住宅地と合わせて、落ち着いた、静かな印象を与える設計を大事にしました。
学内での照明や騒音、風の日の埃などに対して地面の露出をおさえ、大小の植栽を組み合わせて対応をしました。

○ 正門を入った右側にはカフェテリアを設けた多機能ホールがあり、主に生徒を対象にした昼食の提供が始めらています。
建物のグランド側には屋外のテーブル席が設けられ、道路側は背の高い樹木により周囲と調和した雰囲気を確保しました。
尚、提供する食事は定食とカレーやチキンバスケットが主力ですが、近い将来には生徒たちが勝浦研修で行う農作業から生まれる「お米」「サラダ用野菜」「ハーブ類」など、無農薬の食材を用いたメニューが中心になります。

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○ 多機能ホール前面の南側にはテニス・ソフトボール・フットサル・ハンドボールなどクラブ活動もできる体育用グランドが完成しました。
グランド表面はクッション材を敷き、その上を人工芝を載せることで生徒たちの怪我の防止に留意しましたが、体育着や運動靴の汚れが大幅に減り校舎内への埃や汚れの持込みも減りました。
新学期より教職員と生徒が校内を常に「整理・整頓」して「清潔な環境」を維持する活動がスタートしており、今後も来校する方々や近隣の方々にとって、耳(音)や目(清潔感)から不快感を感じさせない雰囲気を高めていきます。

○ 前回までの報告で平成23年秋に体育館が完成し、その後旧校舎の解体が続き、2期に分けた校舎の建設そして今回の外溝工事を進め、新校舎は全体として完成しました。

○ 建物は高さを押さえた3階建とし騒音が発生するグランド等を取り囲むレイアウトで建設しました。
緑化率の規制に従い植栽も低・中・高木をバランスよく配置して緑豊かな全体イメージに努めましたが、現時点ではまだ幼木のためもう暫く掛かると考えています。
この5月半ばをもって約3年半に及ぶ工事は終了する事になりますが、この間生徒並びに近隣の皆様方には大変ご迷惑をお掛けした事を心よりお詫び申し上げます。
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皆さまへ
私どもの新校舎建設は、近隣の方々をはじめ、皆さまからの暖かいご支援とご協力によりこのたび完了することができました。
同時に保護者の皆さまにおかれましては、勝浦施設・80周年記念事業、そして今回の90周年事業に対し、入学時を中心に多大なご寄付を賜り、私どもにとっては大きな決断への後押しをいただくことになりました。
今後は教職員並びに生徒の皆さまと力を合わせ、本校のより良い姿を創り上げる努力を続けたいと考えております。
変わらぬご支援を賜りたく、よろしくお願い申し上げます。

○ 昨年春からの施設工事は新校舎の南部分(18教室)の内装工事が3月末に完了して新学期から使用が始まり、北部分の業務施設を含む残りの教室施設の内装工事もほぼ予定通り7月上旬に終了しました。
4月以降の教室不足については借用していた小学校の継続利用を渋谷区や周辺の皆様からのご協力を頂ける事となり、周辺の皆様にはご迷惑をお掛けしましたが、7月の1期工事終了までの教室不足は回避できました。
お陰をもちまして9月からの後期授業は全生徒が揃って新校舎での授業が始まり、学校全体の雰囲気も徐々に落ち着きを見せ始め、秋の学園祭も大変盛り上がった内容で進めることが出来ました。
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○ 一方、6月末から旧1号館西部分と3号館を解体する2期工事の準備を始め、この2施設は何れも地下に大きく堅牢な構造を有している事から、騒音や振動に対する新たな解体方法を検討しました。
主に採用した方法は建物の外壁を残しながら、内部の構造と地下部分を ワイヤーカッターでの切断を行ない小ブロックに分断し順次搬出しました。
この工法では外壁を残すことで騒音や粉塵の外部への発生を抑え、小ブロックにすることで大きな振動の発生を抑制することに努めました。
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同時に2期工事のグランドとグランド施設の設計検討を続け、特に施設設置の位置を南から北側へ移動する是非を日照や緑化、騒音や埃の発生などに関して検討を加えました。 結論としては北側の道路に面する部分の窓等の開放部分を極力減らし、道路側には植栽により騒音を抑制する内容で施設の移動を行う事にしました。 この施設は一階に食堂ホールと厨房が設けられ、二階は今後多面的に活用するフロアとして用意され、将来の学内だけでなく、学外との交流や非常時の対応スペースとしての活用なども想定しています。 |
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グランド施設の設計変更や申請手続きに時間が掛かり予定が遅れている為、建設スケジュールは逼迫していますが騒音や振動など生徒並びに周辺の皆様にご迷惑の掛からないよう十分留意して推進します。3月下旬には建物施設やグランドの建設を完了させますが、一部の整地・植栽などの仕上げが4月に及ぶことも予想され全体の終了状況については別途報告いたします。


年末年始の休業日を最小限とした建設工事はほぼ順調に進み、教員事務員などの業務施設を含む新校舎は建物のコンクリートによる躯体部分は2月末に完了しました。
先に記述しました通りこの建物は南側の教室部分が先行して内装他を進め、4月初めに18教室の使用が始まり、続いて北側部分の教室並びに事務所や関連施設などの内装工事を進め、6月末~7月に建物全体の完工を目指しています。

南部分の内装工事は完了スケジュールに対して殆ど予備日が取れない厳しい日程の中で進められています。 |
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当面は校舎南部分の4月、北部分の7月の完了を目指して進めていきますが、並行して次の2期工事に備えた旧1号館西部分と3号館の解体計画並びに2期工事であるカフェテリア棟とグランドの工事設計を進めます。
これらの2期工事は7月から開始し、平成26年春には完了させる予定でおり、その概要については次回の報告でお伝えすることにしています。

夏期休暇に入り教室施設並びに教員・事務員などの業務施設で構成される新校舎の建設に着手しました。 前回お伝えしたように新校舎地下部分の全体を構築する為に6メートル強の掘削を行いました。 地下部分には大規模な構造物(貯水槽)があり、その除去と土壌改良を行った上で掘削作業を進めました。 掘削で生じた土砂量は約8000立方米に及び、大型ダンプ延べ1230台での搬出は約3週間にもなりました。 この工事現場や搬出道路では強い振動や騒音を発生させ、夏休みの後半から9月に掛けて周辺の方々には大変ご迷惑をお掛けしてしまい改めてお詫び申し上げます。 |
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掘削工事に続いて9月中旬からは校舎地下部分の構築を始めました。 各種の設備関係を収める床下部分と床のコンクリート打ちはほぼ終了し、現在建物を支える柱の鉄筋組みを進めています。 |
柱は一辺80cm角、合計52本を設け3階建ての校舎を支えます。 現在南側部分は3ヶ月程度完成を先行する為鉄筋・型枠組みは2階部分に移っており、順調に進めば25年初めには3階並びに屋根部分まで構築され、一部ではありますが校舎全容が見られるようになります。 |
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震災後の影響として危惧していた工事用資材は順調に確保されておりましたが、直近の数ヶ月をみると人手の確保に支障が出ています。
地下の障害物除去に時間が取られた他に作業に必要な専門的或いは熟練度の高い人手は逼迫が生じ、人手不足による作業遅れが目立っています。
現在、工事計画で予定していた作業スケジュールに比べると3週間程度の遅れがあり今後の作業を通して回復を急がねばなりません。

新校舎の建設日程は平成25年の3~4月に南部分が、6~7月に北部分が完工するスケジュールで進めており、その後、グランド並びに隣接する図書館とカフェテリアを有する建物の工事を進めます。
この建物は現在詳細な設計を進めておりますが完成時のイメージ図をご紹介します。

前回報告しました通り新校舎は全体の地下構造の建設から始め、続いて南側部分の建屋から北側部分の建屋へ順次建設作業を進めます。
その為に影響する既設の建物として1号館の東部分及び教職員棟の解体工事を進めました。
![]() 教職員棟と1号館東部分 |
1号館は昭和30年代に建てられ、今回の工事で非常階段の左側となる東部分を解体しました。 |
1号館の切り離しは建物全体の切断面を特殊な切断用のワイヤーで建物を囲みワイヤーを回転させて振動や騒音の少ない方法で切り離し、その後順次各フロアーの解体を進めました。 教職員棟は堅牢な構造の躯体を有し、基礎部分は横幅が5メートル、高さが1メートルを超える大きな土台で囲まれており、振動や騒音を抑える工法で時間を掛けて解体しましたが十分な抑制とは言えない状態でした。 現在教職員棟の基礎部分のコンクリート塊の搬出と新校舎の地盤作りを進めています。 今回の解体工事では騒音と振動の少ない工法を用い、時間を掛けても安全を第一にして推進しましたが、学内の授業環境並びに近隣にお住まいの方々にも大変ご迷惑を掛けましたことをお詫び申し上げます。 |
![]() 現在の状況 |

当初計画では1号館の解体と校舎の建設は下表の内容で計画しておりましたが、昨年の解体工事では地下の土台部分に相当堅牢な構造物があり専門業者の予想を超える振動と騒音が発生しました。
更に大きな余震も続いており最も古い1号館の解体と新校舎建設は早期の対応が必要と考え工程の見直しをしました。
第1期 | 平成23年10月より | 現在の1号館の西部分の解体、並びに現在の体育館の解体 |
平成23年末より | 新体育館寄りに新校舎となる南部分の建設 | |
平成24年9月より | 現在の1号館の東部分の解体、並びに現在の教職員棟の解体 | |
第2期 | 平成25年1月より | 完成した新校舎の南部分に東部分を接続して建設 |
平成25年以降 | 現在の3号館の解体と新校舎西部分やグランド゙の建設を予定しています |
昨年の工事ではこの振動と騒音で生徒の学習環境並びに近隣の方々の生活環境に対して著しいご迷惑を及ぼし、皆様に深くお詫び申し上げるだけでなく、今回の工事においては可能な限り振動と騒音を抑える解体法と建設法の採用、或いは工事監理の強化などを委託業者と共に具体化します。
同時に1号館の解体工程を組み替え東部分の解体を先行させ振動や騒音がひどい解体工事の全体期間を短縮化させます。
これにより新校舎の南と北部分の地下構築を集中して建設し、引き続き1~3階部分へ工事を進め、工事全体の期間も短縮を目指します。 現段階では右図に見られるとおり新校舎の主要な部分をこの第1期工事で完了させるため、工事別の日程を下表の手順で推進します。 尚、今回の建設計画では新校舎の使用開始は平成25年5月を目指して進めます。 |
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渋谷区から借用した小学校は準備が順調に進み、新学期のスタートに合わせ利用を開始しました。
現在外国語科近隣語各コース及び海外大学留学クラスを中心にクラス配置をしています。
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建設資金の捻出の為に売却した旧2号館跡地には高層住宅の建設が進行中で、24~25年は建設工事が集中すると予想されます。
この期間は勝浦研修や海外研修などの余剰教室も活用して授業環境の悪化を招かない様に各クラスの教室編成を工夫し、安全確保と学習環境の維持に努めます。

10月初旬完工の予定で進めてきました新しい体育館は若干遅れて25日に検査が終了し下旬より使用を開始しました。
29、30日に開かれた学園祭では設置されたステージでダンス部、体操部、吹奏楽部などの各クラブが活用した他、学園祭での主要なイベントとして続けている「作文コンテスト」の表彰セレモニーが開催されました。
11月に入り学校説明会で使用すると共に、一階部分に設けた臨時教室の使用も開始しました。
現在体育グランドが無いため2階の体育館の利用が多く、臨時教室に振動が伝わる授業時間がありグランドや教室の代替施設の利用を急いでおります。
「中学生作文コンテスト」はさまざまな外国語教育を行っているKANTOが、
外国語を学び、夢を実現させようと頑張っている中学生を応援する目的で開催しています。
「will be -外国語でつながる私の夢-」というテーマで、日本国内はもとより海外の中学生からの応募も多数あります。
今回は、新体育館で授賞式が行われ、厳正なる審査の結果以下のとおり決定しました。
【グランプリ】1名
染野 由梨佳 千葉県浦安市立美浜中学校 3年生 「多言語でつながる私の夢」
【準グランプリ】2名
河合 優悟 ACSInternational 1年生 「英語でつながる私の夢」
向野 未咲 東京都町田市立南中学校 3年生 「韓国語でつながる私の夢」
その他、合計21作品を入賞とし、賞状と副賞が授与されました。
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所在地は本校から約500メートル離れており、24年3月まで小学生が使用している校舎です。
校舎の他に体育館とグランドがあり設備面では代替施設として活用が可能であり、借用の可否を渋谷区に相談しました。
渋谷区サイドでは種々の事情があり難しい依頼内容となりましたが、担当部署の方々を始め皆様が本校の実情をご理解され、明年4月から1年間の利用についてご承諾頂けました。
教室は4月の初旬に使用開始の準備を行い利用開始は4月下旬を予定しており、グランドと体育館は4月の学期始めより活用する予定でおります。
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記念事業で目指している新校舎は現在使用している校舎の総面積とほぼ等しい6500平米強を確保する規模で計画しています。
現校舎には面積が大きすぎる教室や5階部分があるほか、一部の階段や通路が狭いなどに問題があり、新校舎の設計に当っては地上3階・地下1階の考え方を設計の基本にしています。
地下部分は特別教室として理科室や音楽室などを設けますがドライエリアを設置して使い易さや採光面にも配慮しました。
ホームルームの殆どは地上階に用意され、どの教室も十分な自然光を取り入れ、外部や隣室からの騒音侵入を防止して良好な授業環境の確保に努めました。
全体の建物配置は図面に見られる通り現在の正門側が正面となり何れも仮称ですが東校舎、西校舎、グランド棟などが設置されます。
グランドは現在よりも80平米ほど拡げ採光の良い場所に設けます。周辺も樹木などの植栽で囲み、ソフトボールなども十分に実施できる規模と形状になります。
現在ご案内したとおり体育館の建設が進行中ですが、間もなく現在の1号館と体育館の解体を開始し新校舎の建設に着手します。
今後の建設は下記の通り概ね2期に分けた建設スケジュールで推進を予定しています。
第1期 | 平成23年10月より | 現在の1号館の西部分の解体、並びに現在の体育館の解体 |
平成23年末より | 新体育館寄りに新校舎となる南部分の建設 | |
平成24年9月より | 現在の1号館の東部分の解体、並びに現在の教職員棟の解体 | |
第2期 | 平成25年1月より | 完成した新校舎の南部分に東部分を接続して建設 |
平成25年以降 | 現在の3号館の解体と新校舎西部分やグランド゙の建設を予定しています |
各工事の日程などは実行段階での詳細内容を都度開示することにしております。
長い工事期間となります。
生徒だけでなく周辺の皆様には多大なご迷惑を掛けることになり、深くお詫び申し上げると共にご理解とご協力を頂きたく重ねてお願い申し上げます。


90周年記念事業はいよいよ初台本校を全面的に建て替える建設工事として開始致します。
その第1ステップとなる新体育館は現在のグラウンド゙南側に建設するため6月より整地作業が始まりました。
この体育館は 2層構造で1階には教室や多機能ホールの設置を予定しており、2階は講堂兼体育館が設けられます。
現在の体育館に比べひと回り広く、バスケコートやバレーコートも余裕を持ってレイアウトされており、授業や部活動での
使い勝手が一段と良くなることが期待されています。
正面図に見られるとおり両サイドに階段を設けており、多数の人が集まる会合・式典等でも円滑な入退場が行えます。
現在の計画では竣工を10月としており年末に向かって生徒たちの利用が可能となります。

3月初旬に完了していた全体計画はその後の地震などを考慮して建設期間が最短になる計画へ組み替えることにしました。
現在の校舎は新しい耐震性能が整っていない為、新校舎への移行をなるべく早くする事が望ましいと考え、当初三年半~四年を掛けて順次建て替える計画でしたが、大きな余震を想定してこの建設期間を一年間短縮することを目標に見直しました。
現状の空地部分の活用を優先すると共に旧校舎の取り壊しの規模を集約するために、校舎全体のレイアウトから変更し全く新しい設計に組み替えました。
設計内容の基本には生徒達の安全や快適空間の確保、並びに高度な授業力が発揮できる機能的な教育設備を目指しており、今後は資材や人手の確保などに留意した着実な建設活動を進めます。
尚、工事期間中は一時的に騒音や使い勝手の悪さなど生徒の学園生活への支障も予測されるため、現在、工事の集中期には学年規模で退避できる予備施設を確保し、生徒達への負担を軽減する対策を進めておりますので、次回以降、建設計画の説明や告知の折にこの点についても説明を加えてご連絡します。
創立90周年を迎えて記念事業をスタートします (平成23年1月7日更新)
関東国際高校は1924年に創立され間もなく90周年の節目を迎えます。
80周年を迎えた折に本校の環境整備を目指した記念事業をスタートさせましたが、当時進行中の環状6号線の騒音や排ガスなどの影響を考慮して建設構想の見直しを行ない、施設整備に限定して推進し今日に至っております。
新たな記念事業は2年後の教育内容の改革を基軸にし、その展開をバックアップする設備面の充実を連動させる事業として推進します。
校舎建築は現状の建物施設が狭隘な敷地の中に建てられており、生徒の安全や学習環境の維持を図りながら新校舎を順次建て替えるプランを検討しております。
全体構想や設計概要の策定を進めており、その内容は今後ホームページにて「創立90周年記念事業」として随時お伝えします。